「サーフィンの聖地」日向市で、ワーケーションのトライアルプログラムを実施
2023/01/09ハレタン編集部 チーム008
ワーケーションとは
ワーケーションとは、「ワーク」と「バケーション」を組み合わせた造語で、働きながら休暇をとるスタイルのことです。企業による働き方改革への対応が進む中で関心が高まっている働き方の1つで、ワーケーションを実施しているかどうかを、企業の選定基準に挙げる求職者も増えています。
自治体にとっても、地方創生や地域経済の活性化などの課題解決にもつながることから、多くの自治体が取り組みを行っています。
ワーケーション・トライアルプログラムとは
同プログラムは、観光庁ワーケーション推進事業モデル実証事業の一環として、全国の30のモデル企業と地域をマッチングして実施するもので、3泊4日のトライアルプログラムを通じて、通常業務をテレワークで行いながら、集中討議や、地元住民との交流・さまざまな体験を行い、本格的な導入に向けたお試しワーケーションができるプログラムとなっています。
日向市とセガサミーが行った今回のプログラムでは、ビーチクリーンや森林探索、焼酎蔵見学などの体験を実施しました。
「サーフィンの聖地」日向市のワーケーション推進取り組み
「サーフィンの聖地」として知られる日向市は、一年を通して楽しめる質のよい波と広いビーチがあるのが特徴で、全国からサーファーが集まる日本有数のサーフタウンです。このように、都会の喧噪から離れてワーケーションができる環境を活用して、将来的な移住や企業誘致の実現を目的として2019年よりワーケーションを推進しており、2020年に受け入れをスタート。2022年12月末時点で延べ800名を超える方が参加しています。
先進事例として注目される日向市×ワーケーション
日向市は2020年に、全国の自治体で組織する「ワーケーション自治体協議会(WAJ)に、宮崎県の自治体として初めて加盟しています。また、同協議会と総務省が主催する「ワーケーション・コレクティブインパクト2022」の全国6地域の開催地のひとつに、単独市町村としては唯一選定されるなど、全国でのワーケーションの先進事例としても注目を集めています。
<まとめ文>
セガサミーホールディングス株式会社が日向市で行ったワーケーション・トライアルプログラムを通じて、ワーケーションの効果検証や最適化を行い、今後のワーケーション制度の導入や促進につなげていきます。ワーケーションが全国的に新たな働き方として定着していくのか、引き続き要注目です。